フランスへごちうさの聖地巡礼に行ってきた2018 導入編

フランスへ行ってきた2018

昨年に続き、フランスへ行ってきました。
昨年の記事はこちらを参照ください。

shiro-izu.hateblo.jp

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主なミッションはもちろん仕事です。
今回のクライアントはミュルーズのお客様。

ミュルーズ。なんとコルマールのすぐ南です。
これは延泊してコルマールへ行くしかない!

営業1名と私の2名でフランスへ飛ぶことになりました。

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簡易スケジュール

4/04水 日本HND発、英LHR経由、仏EAP
4/05木 仕事1/3
4/06金 仕事2/3
4/07土 仕事3/3
4/08日 OFF1
4/09月 OFF2
4/10火 仏EAP発、英LHR経由、日本NRT発

今回は、初めてのトランジット(乗り継ぎ)があります。
乗り継ぎはロンドンのヒースロー空港LHR)、最終目的地はフランスのユーロエアポート・バーゼル=ミュルーズ空港(EAP)です。

バーゼル=ミュルーズ空港という名の通り、スイスのバーゼルとフランスのミュルーズの間あたりにある空港です。
東京からの直行便は無かったので、ロンドンで乗り継ぎを行うことにしました。

往路の話

HNDLHR

今回はトランジットを含めると15時間以上に及ぶ往路となります。
時間の潰し方を含めた快適な過ごし方を模索する必要があります。

今回はAmazon primeビデオで視聴フリーだった「宇宙よりも遠い場所」をダウンロードして見ていったわけですが、いざ南極というところで外の景色が氷の世界になってきたときが、一番テンションがあがりました。

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窓ガラスもたまらず凍り始めます。
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実際は氷でもなく雪の積もった土地であり、なんなら北極のほうが近いわけですが、普段見ない景色は感動しますね。

ロンドンまで12Hほどです。
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なお往路では8話までしか消化できませんでした。

LHR(トランジット)

ドバイに抜かれるまでは利用者数で世界一だった世界有数のハブ空港です。

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綺麗かというとHNDの方が綺麗な気はしますが、人と発着便の数はさすがです。
セキュリティチェック後であることを忘れるような店の数と広さは魅力的でした。

ここで約3時間のトランジットを経て、ミュルーズへ向かいます。
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LHREAP

キャビンクルーがヨーロッパ〜って感じでした。

サンドイッチを頼む。カードを渡す。PINを入れる。サンキューと言われレシートだけ返ってくる。オイオイその読み取り機に刺さってるカードを返してくれよと言うと、オゥ!って顔しながら読み取り機を渡してくる。そっちじゃねー!ってとこまでが一連の流れ。

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ちなみにユーロエアポート・バーゼル=ミュルーズ空港は、半分スイス(BSL)で半分フランス(MLH)でそれぞれの国内線、および国際線(EAP)と、3つの空港コードが存在する珍しい空港、とのことです。

空港自体はそれほど大きくはないですが、フランス管轄の税関とスイス管轄の税関が両方存在するなど、造りとしてはなかなか面白いものとなっていました。

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こうして、無事にフランスはミュルーズまで到着です。

入国審査

捕まりました

捕まったというと語弊がありますが、要はたくさん質問されたという意味の捕まったということです。
むしろ、今まで3回の海外旅行でほとんど何も聞かれなかったのが奇跡だったというところでしょうか。

目的は何なのか。どこへ行くのか。どこへ泊まるのか。前の国(ロンドン)にはどのくらいいたのか。
相手もネイティブではないので、なんとか聞き取ることができたということだけが幸いでした。

ミュルーズの空港なのに「ミュルーズ」の発音も通じないし(カナだとムリューズに近いようだ)、ロンドンはトランジットだと言っているのに意図がうまく通じない。

秘技「スマホの画面見せ」でホテルと航空券のEチケットを見せることでこれを乗り切・・・ろうとしたものの、予約確認メールは日本語で書かれているため、相手はなんのこっちゃ読めないのである!

結果的に受信メールの翻訳画面を見せることで説明はついたのですが、英語がもっと喋れるといいなと感じるイベントでした。

ミュルーズの話

仕事の内容の話はできないので、ミュルーズでの3泊の暮らしについて簡単に。

宿

宿はミュルーズ市街とはちょっと離れたヴィッテンハイム(Wittenheim)というところにあります。

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ぶっちゃけ田舎です。

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昨年足りなくて困ったと言った「泡立てネット」ですが、今回も同じ目に遭いました。
「小さいタオル」ってのはアメニティ外なんですかね・・・。

あと今回はスウェットも置いてったので寝間着に困りました。
バスローブが30€くらいで売っているのですが、別料金で買うほどでもなく、下着で寝ることになりました。

朝食

よくある(少なくとも今までフランスで泊まった3種類のホテル中すべて)、パンのバイキング方式です。

f:id:izugch73:20180413133011j:plain:w400(弊社営業)

ハムやゆで卵、様々なジャムとビスケットもあります。

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料金は9.5€/dほどしますが、近くになにもないからの料金設定でしょうか。こんなもんか。

平和

平和ですね〜。

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20時頃ですがまだ日が出てます。

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市街から少し離れると山に囲まれた田舎〜って感じがします。朝も早い時間帯から日がお目見えしますし、夕方は遅い時間帯まで夕日を見ることになります。

Cora

イオンみたいなもんだと思います。
郊外にある大きなショッピングセンターです。

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お土産に買うものも悩みます。

f:id:izugch73:20180413130137j:plain:w500(弊社営業)

フランスと言えばワインとあとチーズ!らしいですが私は両方とも得意ではありません。
パンを持って帰れればそれが一番いいのですが。

まぁ、ワインもチーズも持って帰る難易度は結構高いですね。
割らないようにとか、においとか・・・。

コルマール(まで)の話

コルマールへの移動を考える

日付は4月8日。日曜日です。

出張を2日延泊し、この日はコルマールへ行くことに決めました。

コルマールへは、宿からミュルーズまでバスを使い、ミュルーズからは電車を使うことで行くことができそう、という調べがついていました。

しかし、現地で課題に直面することになります。

日曜はバスが走っていない・・・?

最寄りのバス停の時刻表ですが。
上の青いラインが通常の平日のダイヤ、中央の白いラインが学校がお休みの間の平日ダイヤ、下の緑のラインが土曜日のダイヤです。

見てみると日曜日の運行予定がありません。
走ってないものだと思い、アテにするのはやめました。

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SNCFストライキ

Perturbations SNCF

SNCF(フランス国鉄:日本でいうJR)は現在長期ストライキ中です。

ストライキといってもやや変則で、1週間に2日程度、運行を極端に減らす日があるといった感じです。

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我々がオフの4/8、4/9がストライキ対象日となっていました。
こりゃあ運が悪い。

"12:44"の"始発"

とはいえ、ストライキの話は日本にいるときから分かっていたことです。

細かい時間が直近にならないとわからないということだったので、詳細な予定が立てられなかったのですが、結果的に4/8は「12:44」が始発であることが(前日)分かったため、その便で行くことにしました。

ミュルーズ駅まではタクシーを使います。だいたい20€でした。
バスが動いてたかどうかは分からずじまいです。
最悪コルマールまでタクシーを使う(80€強)ことも考えていましたが、それは回避できそうで良かったです。

ミュルーズ駅

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駅舎です。
電車の予定も半信半疑だったので、1時間半近く早く着いてます。
結局この後、予定通りに来る電車を待つために、市内を散策しました。

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ホールにある日の丸。
実際には日の丸ではないと思いますが、鮮やかな紅白の丸は日本人の目を奪います。

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トラムと呼ばれる路面電車です。ミュルーズでは3本のトラムが走っています。
バスでミュルーズ駅に来る場合、行程の半分はこのトラムに乗ることになっていました。

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市バスもすべて黄色です。
一番奥がトラム、手前と右がバスですね。

・・・あれ?バス?あれ?
止まってるんだと思ったけどな。
最寄りの乗り場は駅直結線ではないので、線によって違うのかもしれません。

ミュルーズ市街

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駅のすぐ前には川が流れており、たくさんのボートが泊まっています。
川自体はあまり綺麗ではないですね。

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駅に電車はたくさんいますが、全て停止しています。

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動いている電車が全くない・・・。

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ホテルでしょうか。

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街灯ひとつとっても意匠が映えます。

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この街の中心にある教会です。

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広場にはカルーセルも置いてあります。
コルマールの広場にもありました。

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レストラン?
だんだん小さくなっていきそうです。

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少し歩くとスタバがありました。
スタバのテラス席には噴水があり、先程の教会も見えます。
そりゃあノマドが絵になるわけですね。

「始発」の到着、そしてコルマール

そして予定通り、始発が到着します。 バーゼルからコルマール、セレスタを経由して、ストラスブールまで走るTERです。

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お客さんは、多いほうだと思います。
昨年のストラスブールバーゼル行きは自分以外乗客がいないくらいでしたから、ストライキの影響を大きく受けてるんだと思われます。

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そして、たまに見える集落を目で追いながら、電車に揺られること20分。

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ちょうど1年ぶりに、コルマールへ戻ってくることが叶いました。

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やったぜ。

コルマールの話

写真多めのため別記事にて。
shiro-izu.hateblo.jp

復路の話

とりたてて変わったことはありません。
往路と同じく、ロンドン・ヒースロー空港でトランジットします。

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免税店での小噺

慣れもあり、セキュリティチェックをさらっと終えた後は、待ちの時間に免税店巡りへ。

これだけのいろんな人のなか、5Dmk4を引っ提げて歩くのは怖いと言えば嘘になりますが、なにか面白いものが撮れるかもしれないと歩いていた時、近くの免税店のおじさんから声がかかりました。

*「よう!いいカメラ持ってるな。うちのレンズ試していかない?(英語)」
僕「はえ〜〜(日本語)」

肯定とも否定ともつかない謎の音を発しながら近づいていくと、カメラ(というか電化製品)の店の店員でした。
首からはEOSのストラップをさげており、彼がCanonのカメラ担当なのが想像できます。
日本のカメラは世界でも有名なんですね〜というのを目の当たりにする瞬間です。

*「これとかどうだい?hogefugapiyopiyo・・・(英語)」
僕「う〜ん、イエス!(日本語)」

ショーケースを指さしながら説明してくれる店員さん。

表に出ているのは70Dとかで、5Dmk4含むフルサイズ機や一部のレンズは鍵付きのガラスケースに入っています。
空港内ということで、セキュリティには気を使っているようです。

指さしながらとはいえ、そこにはたくさんのフルサイズ用レンズが置いてあります。
ぶっちゃけ何も聞き取れないのでイエスと言ってどれが出てくるかなと楽しみにしてたら一番ごついのが出てきました。
200mm F2です。

*「自分で付け替えるかい?やろうか?(英語)」
僕「アイドゥマイセォフ!(日本語)」

標準ズーム20-70F2.8LIIが、200mmF2に。

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Canon 5D mk4 + EF200mm F2L IS USM

僕「う〜んAFが速いですね。この周囲のやわらかなボケも秀逸です。開放でも周辺光量の低下はほとんどない。ISもいいですね。さすがにちょっと重いですが、この表現力はさすがです。(日本語)」
*「?」
僕「あっと、もう飛行機の時間です。行かなきゃ。(大嘘)(日本語)」
*「また来てくれよ。歓迎するぜ。(英語)」

という、英語がもっと喋れるといいなと感じるイベントがありました。
おわり。

帰路へ

帰りは成田です。

日本へ帰ってからも電車2時間くらいあるな、と考えながら、11時間の空の旅へ向かいます。

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出国審査

特に何も聞かれませんでした。

行きもそうだったんですが「追記」のページにスタンプが押されました。
査証って次のページからなんですけど。追記ってそこスタンプ押すとこじゃないよね?

おわり

また行きますよ!フランス。