フィリピン(マニラ)に行ってきた

久しぶりの海外です。仕事です。

現地ではHADOを帯番組で放送しており、セミファイナルで新しい技術的知見を溜めるために、エンジニア2名で飛んできました。

スケジュール

初の深夜便です。

10/16(水) 01:25am HND発(JL77)
10/16(水) 05:00am MNL発
10/17(木) 準備
10/18(金) 本番
10/19(土) オフ
10/19(土) 23:10pm MNL発(JL78)
10/20(日) 04:30am HND

3泊5日ってやつですね。

感想

通訳なし TOEIC445点とTOEIC540点の2人

死を覚悟しました。

ていうかビジネスですよ。先方にどんな失礼をするか分からないんですよ。
なんべんも上司に確認しましたけども。何言ってしまうか分からないですよって。
大丈夫大丈夫なんとかなるとか俺みたいなこと言うので、そういうのはビジネスじゃない時は気軽に言えますが、ちゃんとしなければならない時ってのはあるでしょう。

と、ギリギリまで交渉しましたが、結局どちらにも通訳はつかず、絶賛英語勉強中の2人でいくことになりました。

空港内

暑い。空港内っていうか、フィリピンが暑い。
10月で東京は最低15度程度まで下がりますが、フィリピンは32度。南の国って感じです。

イミグレはまぁそれなりでした。
フィリピンに到着する際にはARRIVAL CARDというものを書くんですが、そこにだいたいの内容(Purpose、Addressなど)を書くので、それ以上のことはあまり聞かれない印象です。
How many days...だけ聞かれました。聞き取れてよかった。そういうレベルです。英語力は。

到着が早すぎる

深夜便なんで当たり前ですが、朝の5時に着いたって困ります。

送迎をアレンジしてくれる先方に「朝五時半くらいに空港で…」なんて言うのも申し訳ないし、
ホテルにはアーリーチェックインで7,200PHP(フィリピンペソ)余計に取られるし、
まぁ もう少し遅くても良かったのかなと思います。

でも安いので!
トレードオフですね。

電波が微妙…

フィリピンにはSMARTとGLOBEという2つのキャリアがあります。ドコモとauみたいな関係性です。

ニノイ・アキノ国際空港に到着してイミグレを出ると、笑顔で大手を振って迎えてくれます。まだ6時前だぞ。24Hなのはありがたいけど。

Terminal1(JALの到着ターミナル)では机だけの非常に小さな受付でスタッフが2〜3人ずつ旅行者を待っています。
ただSMARTが出口の方に近いという理由でSMARTを選びました。まぁ大きい方のキャリアだということは知ってたのできっとよきに計らってくれるでしょう。

プラン(10GB/500PHP)を選択し、あとはスマホを渡すとすべてやってくれます。1〜2分でしょうか。
スマホの言語設定を英語にしておくといいでしょう。

で、SMARTが悪いのか、フィリピンの電波事情なのかはわかりませんが、
どの場所でも、建物の中の電波が非常に悪い

ホテルにしても、ショッピングセンターにしても、レストランにしても、ちょっと建物の奥まったところに行くと、余裕で圏外レベルの電波の悪さになります。表示が圏外にはならないのが嫌らしいところ。

場所はケソンなのでそんなに悪いところでないはずですが…。
屋外に出ればそれなりの速度で十分使えるので、屋内だけですね。WiFiがあるとはいえ、ホテルでも使えないのは厳しい…。

物価はそれなり

フィリピンの平均月給は日本円で5万くらいらしく、物価も相応です。
タクシー初乗り40P、ペットボトルの水は20P程度、衣類は300Pくらいでも売ってます。気候的に半袖が多いのもあるかも。
現在のレートで1P=2.1円くらいなので、まぁ安いですよね。月給を考えるとだいぶカツカツな気もしますが…、

渋滞

鉄道があまり発達していないこともあって、とにかく交通渋滞がやばいですね。
職場のケソンまでは何もなければ30分程度ですが、特に渋滞の多い週末や夕方などは2時間程度見たほうがいいとか。
タクシーなどは渋滞次第で料金が加算されることもあるそうです。メーターの交渉はしっかりと。

暑い(寒い)

これはですね、一年中30度近いフィリピンでは、建物内の冷房がガンガン効いてて、体温調整が難しいということです。
割と長袖長ズボンの人も多くて、まぁカトリックなのもあるのかなと思っていたんですが、日中の殆どを建物内で過ごすとなると、たしかに長袖のほうがいいなと思います。
そのくらい、いろんな建物中は冷房が効いてます。
かんたんに脱げる上着などを持って歩くといいですね。

エスカレーターは右側

関西式ですが、日本と違って明示的に「左側は歩くことができる」と書いてあります。

f:id:izugch73:20191021190535j:plain:w400
左は歩ける

手荷物検査

フィリピンは、どこに入るにも大抵荷物検査があります。これは日本人からすると結構驚きですね。
ショッピングセンターに入るにしてもホテルに入るにしても、入り口で銃を持った警官やガードマンが立っており、かばんの中身を彼らに見せる必要があります。駐車場の入口ではトランクを開けられ、鏡のようなもので車の裏まで入念にチェックしています。

こうなると、かばんを持って行くのは結構面倒です。僕はもともと手ぶら派ですが、そうも行かない人も多いと思います。特に女性陣。
ショッピングセンターの入り口ではMALE-FEMALEで入り口が分かれており、たぶん女性の手荷物検査に時間がかかるからでしょうが、この国の文化を知らない身からするとなかなか興味深いです。

飯事情

フィリピンのローカルフードというよりは、いろんな国の文化が混ざった食べものが多い印象です。

フィリピンはお米の国なので、日本人からしたら嬉しいですね。炊き方はややドライな感じですが…、以前食べたフランスの芯のある米なんかよりは全然美味しいです。

シシグやカレカレなど、定番どころをいくつか戴きましたがいずれも美味。
フィリピンでは、こういった料理をテーブルでいくつか注文し、自分のライスに少しずつ分けて取って食べるらしいです。
日本のように一人一つのものを食べるというよりは、中国などのように大皿料理なイメージですね。

あとフィリピンといえばバロット(ホビロン)の国ですので、チャレンジしたい方はぜひ。

帰国

NAIA(ニノイ・アキノ国際空港)はTerminal1から4までありますが、ターミナル間の移動がバチクソ面倒(タクシーとか使って30分とかかかる)なので、空港へ行くときはターミナルも忘れずに伝えましょう。

さて、JALはTerminal1を使いますが、ここで怒涛のセキュリティチェックが始まります。

まず空港の敷地内に入るために、パスポートとe-Ticket控えを見せる必要があります。印刷していなければメールなどを見せましょう。

敷地内に入ったら、いつものように荷物検査です。キャリーがある場合はX線を通し、荷物を預け、自分は金属探知ゲートを通ります。

したらばチェックイン。JALの列に並んでいると、荷物にいつものSECURITY CHECKEDシールを貼ってくれます。
ECONOMYなので列は長いですが、ハケはいいです。
JALなので日本語が使えますが流暢ではありません。
あとフィリピン政府の指示により折りたたみ傘が持ち込めません(預け入れは可能)ので注意。

イミグレです。
並ぶのにすごい時間がかかりました。人によるかもしれませんが。男性審査官のほうが早かったイメージです。
あと、日本パスはほんとに最強です。あんだけ並んだのが嘘みたいに自分の番は一瞬で終わります。特に聞かれたことはありません。
到着時にARRIVAL CARDというのを書きましたが 出国時は特にいらないそうです DEPARTURE CARDというのを書くスペースがあるので 書きそうになるんですが あれはフィリピン人が出国するときだけ必要みたいですね。

続いてまた荷物検査です。チェックイン後にやる、いつものやつですね。
ただ結構厳重な印象です。ベルトまで脱ぎましょう。
必要に応じて靴も脱がされるようですが僕は脱ぎませんでした。僕の靴、金属あるんだけどな。

さて、これで晴れて出国エリアです。
お土産などもありますがまぁ割高ですね。若干なので全然ここで買うのもアリです。Terminal1にはスタバもありますね。

ところが最後にもう1回荷物検査があります。どこかと言うとゲートの椅子の前です。
たとえばJAL78便は10番ゲートですと案内されます。すると10番ゲートの前の椅子で待ちますよね。この椅子に座るのに荷物検査が必要なのです。
荷物検査以外にもパスポートとチケットを見せたりするので、ちゃんと全員揃ってるか調べる意味合いもあると思いますが、これは今まであれだけ荷物検査を受けてフィリピンの暮らしに慣れたつもりでもなかなか衝撃的でした。
だって椅子から立ってトイレに行ったらまたパス見せて荷物検査するんですよ。なかなかすごいセキュリティですよね。

そして飛行機が10分遅れて到着し、優秀な各種スタッフのおかげで定時に出発し、なんと35分も早く羽田につきましたとさ。

帰国後

4時についたので始発まで待ちます。始発は6時くらいです。
空港内にはホームレスがごとく、色んな場所で色んな人が寝っ転がっています。もはやスラムだ。

天気が悪かったのもあって、屋上の椅子は割と空いてましたね。屋根はあるので濡れはしないですが、寒いのは間違いないです。

自動販売機で水が買えるのに感動しました。フィリピンは治安が悪く、かつ電気代が超高いらしく、自販機が全くありませんでしたので…。

総評

まぁなんとかなりましたね〜。

フィリピンはタガログ語ですが、だいたいの人が英語を使えるみたいでした。
フランスに行った時も思いましたが相手が英語を喋れると安心します。こっちがろくにしゃべれないけど。
まぁ、こっちが素人でも親身に聞いてくれますので、本当に困ることは殆どないと思います。

ニノイ・アキノ国際空港は治安が悪いと聞いてましたが、2015年に改装したのもあって、割とキレイでそんなに怖くはないかなという印象です。
銃弾事件は世界的にも有名みたいで、帰りのチェックインターミナルではバッグをラップでぐるぐる巻きにしてる人もそれなりに見かけましたが、してない人のほうが圧倒的に多いです。信頼を回復しているということでしょう。

もう1回行きたいかと言うと、マニラよりはセブに行ってみたいです。
都会っぽさは東京や韓国のほうが、下町っぽさはベトナムのほうが強いので、よくも悪くもマニラはちょうどその中間という感じでした。
現地の人からも、観光ならぜひセブに行ってほしいとのことでした。次回はそうしようと思います。