会社やめたらなにすればいいのさ
今まで会社におんぶにだっこすぎたので、結局何をしなきゃいけないのかよくわからなかった。
保険
前の会社が富士通グループだったので、富士通トータル保険サービスに加入していたことになります。
では富士通トータル保険サービスは何をやってくれていたのか?
そもそも何が保障されていたのか
あとは介護保険を含むところもあるそうですが、通常は以上をまとめて「社会保険」と言い、会社がうまいことやってくれていたそうです。
場合によっては、上2つを社会保険、下2つを労働保険と言ったりもするそうですね。
退職してどうなるのか
■ 健康保険
健康保険料を払っていないと、保険証がない。・・・それはまずい。
病院で保険証が出せない。3割負担が10割負担になってしまう。
ですからこれはどっかで入らないといけないですね。
■ 年金
年金は老後のために払わないといけません(もらえるとは言っていない)。
そのために、会社員でない人間は、国民年金に加入しないといけません。最低限これは必須です。
■ 労災
会社で起こった損害を保証してくれる制度です。
人を雇用する法人は入ってないといけません。
■ 雇用保険
失業した時に保障を受けられる制度です。
労災と同じく、人を雇用する法人は入る義務があります。
ベンチャー企業の場合
ウチがそうだとは言っていませんが、起業したてのベンチャーや零細企業の場合は
社会保険基盤がしっかりしておらず、健保、年金等々の社会保障制度が整っていない場合があります。
ベンチャー企業なんてほぼニートですよ。
どうすればよいのでしょうね?
■ 健康保険 → 国民健康保険
市役所で加入でき、そこで保険証も発行できます。
前職で社会保険を受けていたのならば資格喪失証明書を持っていく必要があります。
保険料の納付書は世帯に届きますので、これを支払うことになります。
■ 国民年金+厚生年金+企業年金 → 国民年金
会社がやってくれなくなった以上、自分で動かないといけません。
口座振替の申請をするか、納付書を書いて納付する必要があります。
■ 労災・雇用保険 → なし
会社が入る保険なので、その会社が入ってないのならどうしようもありませんねえ。
「雇用者のいる法人」に加入義務があるので、法人を名乗ってなければ義務ではないんですけどね。
個人経営のベンチャーとかあるし。ウチがそうだとは言ってない。
4月から社会保険制度に加入するベンチャー企業に1月から入社した場合
私がそうだとは言っていませんが、そういう例もあるでしょう。
■ 国民健康保険 → 健康保険
4月から入るとはいえ、1~3月の間は保険証がありません。病院等々行った時に10割負担する必要があるのでしょうか?
答えとしてはどうやら必要ないそうです(担当社労士A氏談)。
病院で保険証の提示を促された時、これこれこういう理由で現在加入中である旨伝え、遡って保険料を納付することで、後日、過払い分(7割)が返却されるという形になるそうです。
病院にかかった時点では10割払わなければいけないですが・・・まぁこれは仕方がないということですね。
■ 国民年金 → 厚生年金
4月からは会社が払ってくれますが、1~3月分は?・・・まぁ3ヶ月くらい払わなくても死なないでしょう。
と思って調べたら死なないみたいです。
年収400万以上あって、13ヶ月以上滞納して初めて督促が来るみたいですね。ということはそれ以下なら?
■ 労災・雇用保険
会社が入る保険なので、会社がうまいことやるでしょう。しらんけど。本当に入るんかな?
納税
保険だけじゃないんですよ~。
会社がうまいことやってくれていた納税
- 所得税
- 住民税
引き続きうまいことやってくれる納税
じゃあ住民税は?
住民税は普通徴収と特別徴収があります。
普通徴収とは「家に届いた納付書を使って自分で納付する」こと、
特別徴収とは「会社が給与から天引きしてくれる」ことですね。
だから会社が特別徴収をやってくれていれば家に納付書は届きません。
一応、
> 原則として、事業主は(略)すべての従業員の住民税について特別徴収する義務がある
というように決められてはいますが、原則じゃないところもあるでしょう。
ウチがそうだとは言ってない。
まぁ、普通徴収だったら家に納付書が届くわけだし、特別徴収だったら天引きされるわけだし、
時の流れに身をまかせてればいい感じっぽいですね。
結局なにすんねん
結局(自分から起こすアクションとしては)何もしないで済みそうです。
納付書が来たら払えって感じ。徴収に関してはほんとよくできてるね。
Unity+Vuforiaで複数のマーカーを認識させる
英文を読むとMulti-Targetとかいうそれっぽい単語にぶつかるものの、どうやらMulti-Targetとは箱物のマーカーのことらしい。
複数のマーカー云々については、Multiple-Targetと呼ばれているようだ。
複数のマーカーを認識させる
変更すべきは、ARCameraのインスペクタにある以下の項目。
この値を2以上にすると、指定した数のマーカーを同時に認識する。
マーカー基点の設定
さて複数のマーカーを認識させると、ARCameraが認識すべき「仮想世界の基点」が定まっていないと困る場合がある。
たとえばカードゲームなんかをARで実現したい場合、常に表示されるべき「フィールド」となるマーカーと、プレイヤーが出す「カード」となるマーカーが存在することになるが、ARの世界は「フィールド」を基点に生成されるべきである。
となった時に設定するのが「World Center Mode」の項目。
World Center Modeは、「CAMERA」「FIRST TARGET」「SPECIFIC TARGET」のいずれかから選択できる。
上記の例のように、必ず特定のマーカーを世界の中心とするには、「SPECIFIC TARGET」を指定して、中心となるマーカーを「World Center」で選択すればよい。
Raspberry pi を無線AP&ルータ化して佐倉綾音に接続(意味浅)する
作業メモです。
ドングルの用意
・・・の前に、今回の構築イメージです。
もともと、RaspberryPiはBuffaloの無線APに WLI-UC-GNM で繋がっていました。
www.amazon.co.jp
当初、Raspberry piを有線で繋げ、WLI-UC-GNM を無線APにすればいいやと思っていたのですが、 WLI-UC-GNM は無線APにはならないっぽかったので、今回はPLANEXの GW-USNANO2A を別挿しして、無線2台体制で使用します。
というわけで、用意したドングルは上記2つになります。
静的IPの割り当て
まずは GW-USNANO2A を挿し、状態を確認します。
pi@raspberrypi:~ $ lsusb Bus 001 Device 005: ID 2019:ab2a PLANEX GW-USNano2 802.11n Wireless Adapter [Realtek RTL8188CUS] Bus 001 Device 004: ID 0411:01a2 BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) WLI-UC-GNM Wireless LAN Adapter [Ralink RT8070] Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. SMSC9512/9514 Fast Ethernet Adapter Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp. Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Device005で認識されていることが確認できました。
なお、もとからLANに繋がっている WLI-UC-GNM が Device 004にて認識されています。
IPを割り振ります。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/network/interfaces (略) allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet static address 192.168.4.168 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.4.254 wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf allow-hotplug wlan1 iface wlan1 inet static address 192.168.168.168 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.168.168
WLI-UC-GNM がwlan0、 GW-USNANO2A がwlan1になるので、冒頭のイメージ通りに指定します。
hostapd の設定
AP化するためにhostapdを使用します。
hostapdは sudo apt-get install hostapd
でも落ちてくるのですが、GW-USNANO2A 用ではありません(ドライバが違います)。
ここでは手動でダウンロードします。
$ wget http://www.adafruit.com/downloads/adafruit_hostapd.zip $ unzip adafruit_hostapd.zip $ sudo mv /usr/sbin/hostapd /usr/sbin/hostapd.org $ sudo mv hostapd /usr/sbin $ sudo chmod 755 /usr/sbin/hostapd
次にhostapd用の設定を行います。
このファイルは存在していないはずなので、新規に作成してください。
内容のSSID、passphrase等は適宜変更してください。
$ cat /etc/hostapd/hostapd.conf interface=wlan1 driver=rtl871xdrv ssid=佐倉綾音 hw_mode=g channel=6 macaddr_acl=0 auth_algs=1 ignore_broadcast_ssid=0 wpa=2 wpa_passphrase=ayanesakura wpa_key_mgmt=WPA-PSK wpa_pairwise=TKIP rsn_pairwise=CCMP
/etc/default/hostapd
に、hostapd起動時に先ほど作ったファイルを読み込むよう指定します。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/default/hostapd # Defaults for hostapd initscript # # See /usr/share/doc/hostapd/README.Debian for information about alternative # methods of managing hostapd. # # Uncomment and set DAEMON_CONF to the absolute path of a hostapd configuration # file and hostapd will be started during system boot. An example configuration # file can be found at /usr/share/doc/hostapd/examples/hostapd.conf.gz # DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf" (後略)
では起動テストしてみます。
pi@raspberrypi:~ $ sudo hostapd /etc/hostapd/hostapd.conf Configuration file: /etc/hostapd/hostapd.conf drv->ifindex=4 l2_sock_recv==l2_sock_xmit=0x0x1bc8638 (略) Using interface wlan1 with hwaddr 00:22:cf:fa:84:2a and ssid '佐倉綾音'
SSID '佐倉綾音' でAPが立ち上がりました。
ただしまだDHCPを立ててないので、接続するには静的IPを求めに行く必要があります。
ではサービスとして立ち上げておきましょう。
$ sudo service hostapd start
DHCPの設定
IPを動的に佐倉サーバ(?)に払い出してもらうために、DHCPを設定しましょう。
$ sudo apt-get install isc-dhcp-server
※ updateしないと見つからない場合もあるようです。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install isc-dhcp-server
/etc/dhcp/dhcpd
を設定します。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/dhcp/dhcpd.conf (前略) # If this DHCP server is the official DHCP server for the local # network, the authoritative directive should be uncommented. authoritative; # ← コメントアウトを外します (中略) # 以下、作成したいネットワーク環境に応じて変更します。 subnet 192.168.168.0 netmask 255.255.255.0 { # サブネット range 192.168.168.10 192.168.168.100; # DHCP払い出し範囲 option broadcast-address 192.168.168.255; # ブロードキャストアドレス option routers 192.168.168.168; # ルータアドレス default-lease-time 600; # 秒 max-lease-time 7200; # 秒 option domain-name "ayane-l-ocal"; # ドメイン名 option domain-name-servers 8.8.8.8, 8.8.4.4; # DNS }
続いて、IP払い出しを行うネットワークをwlan1側に設定します。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/default/isc-dhcp-server (前略) # On what interfaces should the DHCP server (dhcpd) serve DHCP requests? # Separate multiple interfaces with spaces, e.g. "eth0 eth1". INTERFACES="wlan1"
起動しましょう。
$ sudo service isc-dhcp-server start
これで佐倉綾音LANに接続するとIPが動的に払い出されます。
IPルーティングの設定
さて、アクセスポイントにはなりましたが、ルータとして機能して欲しいので、ip forwardingの設定をします。
まずは /etc/sysctl.conf
の設定。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/sysctl.conf (前略) # Uncomment the next line to enable packet forwarding for IPv4 net.ipv4.ip_forward=1 # ← コメントアウトを外します (後略)
この設定によりip forwardingが有効になりますが、そのためには再起動の必要があります。
再起動せずに有効化したい場合は、/proc/sys/net/ipv4/ip_forward
に1を打ち込んでください。
$ sudo sh -c "echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward"
続いてiptables
の設定を行います。
wlan0 ~ wlan1 の通信をforwardingしてあげましょう。
$ sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o wlan0 -j MASQUERADE $ sudo iptables -A FORWARD -i wlan0 -o wlan1 -m state --state RELATED,ESTABLISHED -j ACCEPT $ sudo iptables -A FORWARD -i wlan1 -o wlan0 -j ACCEPT
最後に、 /etc/iptables.ipv4.nat
に書き込みます。
$ sudo sh -c "iptables-save > /etc/iptables.ipv4.nat"
設定したiptablesのデータをwlan1起動時に読み込んでもらうよう、 /etc/network/interfaces
を再度編集します。
pi@raspberrypi:~ $ cat /etc/network/interfaces (略) allow-hotplug wlan1 iface wlan1 inet static address 192.168.168.168 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.168.168 up iptables-restore < /etc/iptables.ipv4.nat # 追記
以上で設定は全て完了です。
接続テスト
SSID'佐倉綾音'に接続し(hostapd)、IPが自動的に払い出され(dhcp)、外部ネットワークに繋がれば(ip forwarding)、すべて正常に完了です。
おつかれさまでした。